バナー

「ブロックネジ」の 2 つの主な機能

ブロッキングスクリューは臨床現場で、特に長い髄内釘の固定に広く使用されています。

ネジ5

本質的に、ブロックネジの機能は 2 つとして要約できます。1 つ目は整復のため、2 つ目は内部固定の安定性を高めるためです。

整復に関しては、ブロッキング スクリューの「ブロッキング」作用を利用して内部固定の元の方向を変更し、目的の整復を達成し、アライメントを修正します。これに関連して、ブロックネジは「行ってはいけない」場所、つまり内部固定が望ましくない場所に配置する必要があります。脛骨と大腿骨を例に挙げると、次のようになります。

脛骨の場合: ガイド ワイヤーを挿入した後、ガイド ワイヤーを脛骨幹の後部皮質に対して配置し、髄管の正中線から逸脱させます。「望ましくない」方向、特に骨幹端の後面には、ワイヤを髄管に沿って前方に導くためにブロッキング ネジが挿入されます。」

ネジ1

大腿骨: 下の図では、逆行性大腿骨釘が示されており、骨折端が外側に曲がっています。髄内釘は、髄管の内側に向かって配置されます。そこで、内側にブロッキングスクリューを挿入して髄内釘の位置を変更します。

ネジ2

安定性を高めるという点では、ブロッキングスクリューは当初、脛骨骨幹部骨折端の短い骨折の安定性を強化するために使用されていました。下記の大腿骨顆間部骨折と顆上骨折例のように、内側と外側のネジのブロック作用により髄内釘の動きを妨げることにより、骨折端の安定性を強化することができます。これは、髄内釘や遠く離れた骨片の揺れ動きを防ぐのに役立ちます。

ネジ3

同様に、髄内釘による脛骨骨折の固定では、骨折端の安定性を高めるためにブロックネジを使用することもできます。

ネジ4

投稿時刻: 2024 年 2 月 2 日